西穂高岳から奥穂高岳縦走(ジャンダルム) 2022.8.7,8,9

西穂高岳から奥穂高岳を歩いてきました。

色々悩んで平湯温泉のあかんだな駐車場に車を置いてバスで新穂高ロープウェイ乗り場に向かいました。初日は西穂山荘までなのでゆっくりです。平湯温泉のバスターミナルでお昼を食べて出発です。ここからなら新穂高ロープウェイまで乗り換え無しに行くことができます。帰りの上高地バスターミナルからも乗り換え無しで戻れます。しかも、駐車場代は安上がり、平湯の森で温泉に入ることもできます。

早めのお昼ですがしっかりとカツをいただきました。

早いせいかお客さんは少なめです。食事をしていると上高地行きのバスが何台か出発していきました。

新穂高ロープウェイ行きのバスです。バスは空いていてゆったりです。途中で地元の方が乗ってきました。焼岳の登山口も回っていきます。

新穂高ロープウェイのチケットですザックの重さがあるので荷物代も必要になります。

久しぶりの2階建てロープウェイです。

ツアーのお客さんと一緒になりました。西穂の独標まで登り上高地に下山すると言っていました。皆さんなかなかのお年でした。

西穂山荘は日曜日ですが賑やかでした。テント場も後からどんどんテントが張られていっぱいになりました。ファミリーがいたり、初めてらしきひとがいたりと賑やかです。大きな声で明日の予定を相談しているらしく、聞こえてくる内容がおかしくて気になって聞いてしまいます。夕方からは雨が降りました。

朝は早めに出発です。まだ濡れているテントをたたんで出発です。

前回の黒戸尾根に続いてヘッドライトを点けてのスタートです。

独標近くになって明るくなってきました。

乗鞍や御岳が見えました。

だんだん穂高の山並みが姿をはっきりとさせ始めます。

西穂高岳の山頂です。

ここからはいわゆるバリエーションルートです。気を引き締めて進みます。

槍ヶ岳から雲が流れ落ち綺麗な滝雲になっていました。

急な岩場を一気に下ります。

一応鎖が付けられ、特別な装備がなくても進むことができます。

下りたかと思えば急な岩場を登り返す。そんな繰り返しが続きます。

そして痩せた岩の尾根を渡ります。

いろんな方が取り上げて有名な逆層スラブの難所です。

ここにも鎖が設置されていて助かります。

目印のペイントは一般ルートよりはるかに少ない上に薄くなっていて見失いがちです。何度か立ち止まり、戻って、進む。素直にそれを行う必要があります。進むべき場所ではないところに足を入れると落石が起きます。谷間にカランカランと乾いた岩の音が響きます。

ジャンダルムに近くなる頃にはすっかりとガスが濃くなってしまいました。

そして、女神は突然現れました。なんの予告もなく頭の上に。

ジャンダルムの山頂です。

周囲はガスに包まれて見えませんでした。でも、達成感は半端なく思わずジャンだ!と声が出ました。

いよいよクライマックスです。奥穂高へ向かいます。馬の背の手前で若者とすれ違いました。「おいくつですか?健脚ですね」と言われ素直に歳を言ったのですが。いきなり歳を聞かれたのは初めての経験です。褒められたんだと思いましょう。

馬の背です。

いよいよ最後の難所です。不思議な気持ちです。なんとなく寂しい感じで、まだ続いて欲しい的な気持ちがあります。

なんとなく嬉しそうに見えます。

下を巻くのではなくトップを歩きます。

馬の背を越えて一般ルートに入ります。

奥穂高岳に到着です。山頂は比較的すいていました。ジャンダルムが見えないかと長い間粘っているような方もいました。自分達がジャンダルムから来たと言うとどのくらい時間がかかるかを尋ねジャンダルムに向かって行く人もいました。

穂高岳山荘に寄って最近はまりつつあるピンバッチを購入しました。もちろん西穂山荘でも買いました。そして、カレーを食べました。長い時間歩いてお腹がすいていました。

カレーでお腹を満たして涸沢まで下りました。テントを張ると隣のテントの少年が挨拶してくれました。立派な中学生でテントの横で本を読んでいました。父親と二人、明日は奥穂高岳に登るそうです。

3日目の朝は風が強く吹いていました。時々雨もあたって寒く感じました。

荷物の準備をして早めに下山開始です。

本谷橋です。標高が下がると熱く感じます。

橋を渡ると世界が変わります。

横尾まで下りてきました。

横尾からの道が綺麗に整備されびっくりしました。再生と安全プロジェクトらしいです。

道は広く平らになっていました。そして、猿が多くて驚きました。あまりたくさんで恐怖を感じるくらいです。目を合わせないように歩きました。猿、苦手です。

河童橋です。恒例のようにソフトクリームをいただきました。なんとなく出来の悪いソフトクリームでしたが味は良かったです。

バスターミナルからあかんだな駐車場に向かうバスはたくさんの人が乗りました。荷物はトランクに入れてもらいゆっくりです。あかんだな駐車場から平湯の森まで移動して温泉につかりました。そして、お昼にまたまたとんかつをいただきました。

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