乗鞍岳BC 2021.5.15 シーズン最終は山頂に
週末に乗鞍岳に登って今季のBCを終わりにしようと考えていたら、なんと春山バスが運休に!途中の道路が陥没したらしい。慌てて登山の準備を進めると春山バス運行再開のお知らせあった。
観光センターの駐車場には多くの車が停まり、8時30分の始発前に行われる恒例のトイレ掃除も行われていた。バスは観光センターから4台、三本滝から2台の合計6台。久しぶりに出合う賑わいだ。
位ヶ原山荘前もすごい人でトイレも渋滞。ツアーの団体は誰がトイレで誰がいなくてと大騒ぎでなんだか楽しい。ハイクアップも渋滞で混雑解消までは少し大変だった。
日差しが強く風が無い。すぐに汗が噴き出し帽子から滝のように流れた。
雪はかなり緩んでいてハイクアップは楽だった。肩の小屋へは回らずに蚕玉岳に直登する形で急登した。
風が穏やかで山頂でのんびりとできた。
頂上小屋の下ではドロップの準備をしている人が何人もいた。話をするとどうやらストップ雪のようだ。工業用のシリコン系のワックスを持っているが塗るか!と勧められた。気持ちだけいただいて自前の黒丸を塗ってドロップの準備をした。
雪面はクラストとザラメとストップが混在している感じだが、斜度があるので快適に落ちる。最高に気持ちが良い。
ただ、なぜか先行のグループが進まない。わざわざ自分たちを待っているかのように。待っていると進まず、進めば動き出すといった具合に。
標高が下がって大雪渓くらいまで落とすとストップ傾向が強くなる。時々クラストした速い雪があり体重移動が難しかった。
大雪渓より下はストップ雪。高い気温でかなり緩んでいた。
位ヶ原山荘まで降りると12時39分初のバスが出発しようとしていた。どうやら出発時間を過ぎているようだがギリギリ乗せていただいた。
下山してお昼は乗鞍丼をいただいた。乗鞍岳BC、今季のBCを締めくくるにふさわしい良いBCになった。急な斜面を直登し山頂に立った。頂上小屋直下の急斜面を初めてのコースだったけど落とした。もちろん一人では無い。最高だ!乗鞍丼のてっぺんで開きになっているイワナを噛みしめながら、素敵なシーズンをおひらきにした。
乗鞍岳BC 山頂に立つ 頂上小屋直下からドロップ 蚕玉岳への直登 春山バス復活 一緒に登って一緒に落とす 乗鞍丼 イワナの開きでおひらき