飯豊山 山行 2022.9.9,10

飯豊山を歩いてきました。飯豊山を歩きたいと考えてから何年になるだろう。実行するにはハードルの高い山。いよいよ歩くことができる。

登山口は喜多方市。移動に時間がかかる。途中の米山SAで夕食をとった。木曜日とはいえ夕食の時間帯に誰もお客がいなくて少し驚いた。食事を済ませて車で走り出すと工事のため午後8時から通行止めという案内が目に入った。微妙な時間だ。焦るが一車線の対面通行。トラックが先頭をのんびり(そう感じてしまう)走っている。自分達の前を走るワンボックスカーも焦っている様子が分かる。追い越し車線が始まると脱兎のごとくトラックを抜き去った。

登山口のある御沢野営場の駐車場には夜の10時過ぎに着いた。車は数台停まっていた。途中の道は細くてどっちが道路でどっちが私有地か区別がつきにくい。そんな道だった。周囲が明るくなると車の数は増えていた。

準備をしていよいよ出発だ。キャンプ場からしばらく歩くと登山道がはじまる。

登山道はすぐに急な登りに!軽量化したとはいえテントを詰め込んだリュックはなかなか重い。

なかなか険しい岩場も登場する。それにしても案内のペイントらしきものがない。

曇り空でもムシムシとしていて暑い。汗が噴き出る。

樹林帯を抜けるとガスが濃くなって霧雨のようになった。熱くなった身体がクールダウンされて気持ちが良い。

岩場はなかなか滑りやすくて緊張する。しかも、案内のマークがないのでバリエーションルートのようだ。何度もルートを外して難しくした。

目の前に突然案内板が現れた。三国小屋だ。

常駐しているおやじさんが「中で休んで」と気さくに声をかけてくれる。先に着いた若者と今日で何日目であと何日と話が弾んでいた。

先は長いので早めに出発。先を急いだ。

急な岩場を登ったり、登ったと思ったら下ったり。何度も何度も登ったり下ったり。

二つ目の小屋、切合小屋に着いた。ここは水が豊富だ。管理人さんに声をかけて補給させてもらった。曇りと雨なのにかなり水は減っていてびっくり。なかなかハードだ。

軽くお昼を食べて出発です。途中ぽっちゃりしたお地蔵さんに会いました。

雨はしっかり雨らしくなり気温も下がってきました。急な岩場や登りは相変わらず続きます。

なんと白い色のマツムシソウが咲いていました。花の時期はもう終わりだと思っていたのですがここでは色々な花が咲いています。お花畑も見事でした。

最後にこれでもかというくらい続く急登を登り詰めるとテント場が現れました。雨も小康状態、早速テント設営です。

テントの受付をしに本山小屋に向かいます。

受付を済ませて外に出るとオコジョが現れました。ずいぶん人に慣れている感じがしました。

小屋の横には神社があります。

山頂まで足を伸ばしてみました。いつかは!いつかは!と思い続けた飯豊山の山頂です。地元の人たちは本山と呼んでいます。じつは本山小屋の読み方はよく分かりませんでした。「もとやまこや?」なんて思っていました。

テント場に戻り早めに夕食です。夕方には雨も上がって青空も顔を出しました。

飯豊山山頂で見る中秋の名月です。

なんと贅沢なお月見でしょう!

翌日はご来光を眺めることができました。

雲海と青い空、まぶしい太陽の光。最高の朝です。

言葉を失う美しさです。

昨日に続いて2回目の山頂です。なかなか遠い。遠い遠い山頂です。満足感に包まれます。

本山小屋まで戻ってくるとおやじさんが「ブロッケンが見えるよ」と教えてくれました。

テントを撤収して下山です。

登りでは分からなかった登山道がはっきりと見えます。

急な岩場も見えてなかなか壮観です。

下りはかなりの登山者とすれ違いました。さすがに土曜日。さすがに良い天気。そして、さすがに飯豊山!です。

登山口の御沢野営場の駐車場まで戻ると駐車場は車でいっぱいになっていました。途中、いいでのゆに立ち寄りお昼を食べました。何やら気になったので温玉ソフトを食べてみました。蕎麦のフレークが入った不思議な感じの食べ物で美味しかったです。

今夜の宿は熱塩温泉です。クタクタになった身体に複雑な香辛料を加え、ボリボリと脚をかきながらチェックインしました。迷うことなく温泉へ!「○※■⊿♬~!」生き返ります。いつもの民宿とは違うホテル、疲れて横になりたくても勝手に布団を敷けません。でも、頼んだらすぐに来てくれて横になりました。

夕食です。今回は18時からの夕食です。準備は万端です。

シェフの創作料理ということらしいです。一流の田舎とかいうお酒をいただきました。

一品ずつお料理が運ばれてきます。

なるほど!創作料理というのがよく分かります。

そして、一品一品がなかなか美味しい。

味も雰囲気もなかなか素晴らしい。

よくある鍋に釜飯ですが、よくある味とは少し違います。

そんな一手間を感じるお料理に満足でした。

温泉とはいっても普段は何回も入ったことはない自分ですが、何度も浴場に通いました。12時に男女の浴室が入れ替わる。そんな時間にまで入りに行きました。

朝食です。朝から温泉に浸かり腹ぺこで会場に向かいます。さっぱりとした和食です。黒豆納豆と温泉卵でご飯は2杯。仲居さんにどんぶりでと冗談を言ったら特盛りですねとずっしりとした茶碗を渡されました。味噌汁もしっかりおかわりして満腹です。食事を終えて会場を出るときにロビーで珈琲のサービスをと勧められむかいましたがお腹が苦しい。それでも珈琲とオレンジジュースを飲んで紙コップに珈琲を入れて部屋に持ち帰りました。

宿をチェックアウトして会津若松の街に立ち寄りました。

なんの予備知識も無くフラッと入った福西本店。そのスケールの大きさにびっくり!無料のガイドさんの素晴らしさに惚れ惚れ!なんとも素敵な時間を過ごすことができました。

レトロな雰囲気のカフェに寄って帰路につきました。会津の町は明るい夏の雰囲気に包まれていました。

飯豊山 本山 いよいよだ 何年越しだろう 2ヶ月も前にホテルを予約 お休みもらって準備万端 やべぇ、誕生日じゃん 痒いブヨ攻撃 久しぶりの車中泊 長い長いルート なかなか急登 えっ岩場! ここはバリエーション?? 印がない 山小屋の人がみんな気持ちいい 会う人が気持ちいい そして歩き通した 中秋の名月 テントでお月見 登ったぞ飯豊山 宿いいねぇ 温泉こんなに入ったよ ご飯が美味しい なんだぁ喜多方 福西本店びっくり ガイド惚れ惚れ! こんな機会をありがとう こんな時間をありがとう 月が見れないお年頃 あぁぁ、ショック ごめん