立山BCその1 山崎カール 2022.5.7

立山を歩いてきました。チケット販売もどんどん進化しているようで、今回はWEB予約を利用しました。これは並ぶこと無くチケットを手にすることができてなかなか便利です。ただ、チケットがペラペラなので無くしてしまいそうです。

GWの混雑も落ち着いたのでしょう。市営の無料駐車場も余裕がありました。始発となる乗り物を乗り継いで室堂に到着しました。室堂に着いて感じたのは雪が少ない!いつものソフトクリームの世界では無く、チョコクッキーのような世界が広がっています。途中、ロープウェイから眺めたタンボ平も雪はありますが、楽しめそうな雰囲気はありません。さぁ、どうしようか。

とりあえず宿として予約してある室堂山荘に立ち寄りました。余分な荷物をフロントで預かってもらって出発準備です。着替えやバッテリー、電源機器等を預けただけで荷物はかなり軽くなりました。

予定では雷鳥沢を詰めて落とす計画でしたが、稜線付近の積雪が少ない感じなのと、宿の立地条件から山崎カールを詰めることに変更しました。一ノ越に向かって登り、途中からトラバースしてカールに入ろう!そう決めてスタートです。

トラバースする斜面はなかなか角度があります。大きなデブリもいくつかあって緊張します。振り返ると自分達の後を追うように続く後続のパーティーが見えます。

トラバースを終えて山崎カールに入ります。山崎カールは氷河に認定された希少な圏谷です。雪のあるこの時期だけ入ることができる特殊な場所です。

カールを雄山の山頂めざして登ります。人影は少なく静かです。雄大大自然の中に抱かれている、まさにそんな感じです。

暖かな日差しに雪は緩んでいます。岩場で雷鳥が遊んでいました。

ローソク岩です。ここから上は斜面が急で狭くなります。ここからドロップすることにしました。

しばらく景色を楽しんでドロップの準備です。

ストップスノーかなと思いましたが、なかなかよく走る快適な雪でした。

スケールの大きさに距離感が麻痺します。

どこまで滑っても斜面が続きます。

標高が下がると雪質も変化します。場所によって全く違います。

あっこんなに下なのにいい感じ!と、誰も来ない斜面でちょっと得した気分になります。

ボトムまで滑ってお昼にしました。今、滑り降りた山崎カールを眺めながら。あぁ、ここを登ったんだ!あぁ、ここを滑ったんだ!なんて思いながら。

14時には宿に入りました。フロントで明日の予定を聞かれ、タンボ平から黒部平はどうだろうかと聞き返しました。雪の状態から滑ることは可能だけど楽しくは無いだろう。今夜は雨が降るから早い時間なら良いかもしれないと。ならば、明日は浄土山が良いだろう!帰りのハイクアップもいらないから。そう決めて部屋に入りました。

準備ができたばかりのお風呂に入って部屋に戻ると窓から雄山と山崎カールがどーんと見えます。部屋の中なのにサングラスをかけます。こんな贅沢な中でビールで乾杯です。

夕食までの時間、雄大立山の風景を眺めながら一眠りしました。

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